路外駐車場案内標識設置活動について

当協会では、東京都内において、違法路上駐車の防止・円滑な道路交通の推進・ドライバーに対する利便性の向上・路外駐車場の利用促進を図るため、標識管理委員会が中心となり、路外駐車場案内標識の設置活動及び一括管理を行っております(平成26年9月末現在の路外駐車場案内標識設置本数:431本)。

当協会は、東京都より指定された路外駐車場案内標識の占用主体となっており、道路管理者への道路占用許可申請、交通管理者への道路使用(占用)許可申請、屋外広告物許可申請、公益財団法人東京都道路整備保全公社への助成金交付申請(*)等の手続き業務を設置者(依頼者)に代わり取り進めております。(*)同公社への交付申請は対象要件を満たす駐車場に限ります。詳細については同公社のホームページをご参照下さい。

今年度設置した路外駐車場案内標識の設置事例(写真)を設置者(依頼者)の声とともにご紹介いたします。

<内照式満空表示付・路外駐車場案内標識>

公益財団法人東京都道路整備保全公社
事業部 営業推進課 企画開発係
係長 宮﨑智哉 様

内照式満空表示付・路外駐車場案内標識
内照式満空表示付・路外駐車場案内標識
公益財団法人東京都道路整備保全公社では、管理運営する「アーバンライフ立川駐車場」に「内照式の満空表示付路外駐車場案内標識」を設置しました。大型商業施設や国営昭和記念公園などの集客施設が点在し、自動車での来街者が集中する立川駅北口エリアに所在する当該駐車場は、出入口が前面道路から離れた場所にあり、既設の案内看板も歩道を挟んだ駐車場敷地内に設置されているため、ドライバーにとって駐車場の存在が認識しづらいという問題がありました。この問題を解消すべく、平成26年8月に路外駐車場案内標識を設置した結果、当該駐車場の利用台数が増加(同年前月比33%増、前年同月比16%増)したことから、駐車場の案内誘導と利用促進に一定の効果があったと考えています。

当公社は、当該駐車場以外にも路外駐車場案内標識を多数設置しています。今後も標識の設置等を通じて車両を適切に駐車場に誘導し、駐車場探しによるうろつき交通の減少を図ることで、都内の駐車対策に貢献してまいります。

<反射式・路外駐車場案内標識>

首都高速道路サービス株式会社
営業部 都市計画駐車場営業課
課長 榛澤 充 様

 

反射式・路外駐車場案内標識
反射式・路外駐車場案内標識
首都高速道路サービス株式会社は、都心に5箇所、総収容台数約2,100台の都市計画駐車場の管理運営を、駐車場スタッフが24時間常駐・年中無休で行っております。そのうちの1つ、JR千駄ヶ谷駅直ぐそばにある「千駄ヶ谷駐車場」周辺には、東京体育館や明治神宮野球場等大規模な集客施設が多数あることから週末を中心に多くのお客さまにご利用いただいているところです。さらに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場も建設されることから、今後より一層活気づいていくものと思われます。

そこで、駐車場探しによるうろつき交通等を削減しスムースに駐車場へ誘導するため、東京駐車協会のご指導の下、P看板の設置をいたしました。設置に当たっては、設置場所の事前調査を密に行っていただいたこともあり、設置後、利用台数の少なかった駐車ブロックをご利用されるお客さまが増えるなど、P看板による案内誘導の重要性を再認識しました。P看板は、駐車場外の歩道等の公共空間から駐車場への誘導をスムースに行う入口案内看板であることから、私共駐車場管理者にはなくてはならない案内看板であると認識しております。