連載企画「駐車場整備の変遷」連載にあたって
新企画として「駐車場整備の変遷」と題して連載を開始いたします。本年は戦後70年の節目ということもあり、様々な形で過去を振り返り将来を見据える動きがありますが、当協会としても会員企業等の歴史を通じて先駆的な取り組み等を振り返り、駐車場業が果たしてきた役割を再確認するとともに、併せて駐車場業に従事するものとしての素養アップに繋げていきたいと考えています。
連載案としては、
第1回 駐車場専用ビルの先駆として 「丸ノ内ガラーヂ」
第2回 ビルイン駐車場の先駆として 「東京ガレーヂ」
第3回 都市計画駐車場の整備として 「八重洲地下街」
を予定しており、第4回以降は今後の広報委員会で検討を行っていきます。
駐車場は、都市計画法の都市施設の一つに規定されると共に駐車場法も策定されている都市活動に不可欠な施設であります。自動車交通の円滑化では違法駐車対策といった役割、都市機能の増進については、鉄道等への乗り換えといった交通結節点としての役割も担っています。
また駐車場を取り巻く環境は、その時々の社会情勢や地域特性等により様々であり、個別の駐車場はそれぞれの状況に応じて対応を図ってきました。
新企画では、駐車場整備の変遷・課題等への対処を通じて、今一度、駐車場の役割や整備等について考えていく契機としていきたいと思います。
皆様の忌憚のないご意見、ご提案もいただければ幸いです。