平成30年秋季海外駐車場研修会参加レポート
サンフランシスコ・ ロサンゼルス編
㈱千代田ホテル
代表取締役 笠原 健太朗
一般社団法人全日本駐車協会が主催する、平成30年度秋季研修会に嶋田団長の下、サンフランシスコ・ポートランド・ロサンゼルスツアーに参加しました。10月18日、羽田空港国際線ターミナルで結団式をおこない、総勢26名で一路カリフォルニアへ向かいました。
10月18日(木) サンフランシスコ
時差は17時間、ロサンゼルスからの乗り継ぎを経て、サンフランシスコ空港に到着。早速、サンフランシスコが一望できる有名スポットツインピークスに向かいました。サンフランシスコは、起伏の激しい地形でたくさんの丘がありますが、その中でも特に、サンフランシスコの中心に位置し、サンフランシスコ全景、ビル群を見ることができる絶景スポットでした。この日も天気が良く、広い駐車場には多くの観光客が訪れていました。
サンフランシスコ市街地では、トランスベイターミナルセンターがいまだ運用開始されていずバス車窓より見学し、長大な5TH&Mission Garageを視察、さらにCivic Hall等を見学しホテルへ到着しました。
10月19日(金) オークランド、シリコンバレー
City Lift Parkingを視察
City Lift Parkingはカリフォルニア州オークランドに本社を置き、ロサンゼルス、シカゴ、マイアミ、ボストンにオフィスを構えている立体駐車場プロデュースのパイオニア的企業です。また、北カリフォルニアでは初の自動式駐車場を手掛けた企業でもあります。City Lift Parkingの製造パートナーは、世界13か国にまたがり、約60,000台のユニットを設置しているキャリアがあり、その卓越した技術は世界最高水準とされています。自動立体駐車場は平面駐車場に比べ、5倍以上のスペースを確保できるほか、盗難やいたずらの防止にも大きな効果があります。
City Lift Parkingは向こう二年間、100のプロジェクト、6,000台スペースを開発する予定です。またアメリカでは新規の駐車場の約20%が電気自動車に対応しています。City Lift Parkingは電気自動車や、自動運転自動車も視野に入れて、開発を進め、再開発事業などの大きなプロジェクトには必ず参入する予定とのことでした。
オークランドより車で40分ほど南下しIT産業で有名なシリコンバレーへ向かいました。シリコンバレーには多くの市があります。その一つ、クパティーノ市にはアップル本社があり、本社キャンパス(通称アップルパーク)にお邪魔しました。親しみやすいキャンパスは多くの観光客で賑わっていました。アップル社は2017年に本社キャンパスを同じ市内の別の場所に移転。175エーカーの広さを誇る新キャンパスは「Apple Park」と名付けられ、円盤形の新社屋やiPhoneX発表の会場として話題を呼んだ「スティーブ・ジョブズ・シアター」をはじめ、研究施設、駐車場などが集まっています。ここでしか買えないお土産物や、キャンパス全体のジオラマをAR技術で紹介するブースは特に人気が高く感じられました。
その後サンタクララ市のウェストフィールドバレーフェアーへ向かいました。印象的なドームで知られているウェストフィールドバレーフェアーは、ベイエリアの人気スポットのひとつとなっています。200軒以上もの店舗が揃っているこのショッピングモールの駐車場も巨大。自分の車を止めた位置を教えてくれるサービスもあるようでした。
10月20日(土) ナパ・ワイナリーツアー
サンフランシスコでは一日各自自由行動の日が設けられており、ヨセミテ国立公園ツアーや、ナパ・ワイナリーツアーを楽しみました。私はナパ・ワイナリーツアーに参加させていただきました。伺ったのはGRGICH HILLS(ガーギッチ・ヒルズ)のワイナリー。有機栽培や環境にやさしい農業を実践し、健康的で豊かなブドウ畑で生み出されたワインは、「1973モンテレーナ・シャルドネ」をきっかけに世界的に有名になりました。御年90過ぎの創始者マイク・ガーギッチ氏もご健在で、ワイナリーを見学に来た私たちをあたたかく迎えていただきました。
10月23日(火) サンタモニカ
ポートランドを早朝出発し、ロサンゼルス空港を経てサンタモニカへ向かいました。3rdストリートプロムナード及びサンタモニカプレイスを散策し、周辺駐車場を視察しました。その後、ウェストフィールドセンチュリーシティ駐車場・ショッピングモールを視察しました。サンタモニカは湿度が低く、天候にも恵まれさわやかに過ごせました。カリフォルニアの交通手段は自動車以外にも路面電車や自転車、スケートボード、特に注目したのが、シェアリング型の電動キックスクーターを利用している人が多いことでした。